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Topics「持ち家と賃貸の違い」

持ち家と賃貸では、物件にかかるお金はもちろんですが、それ以外にも諸費用や、ライフスタイルにも大きな違いが生じます。持ち家と賃貸はどう違うのか、様々な視点から考えてみましょう。

支払い金額での比較

<比較物件>
1980年築 3LDK(62.89m2)
30歳で入居し、80歳まで居住したとして総支払金額を比較します。

 

賃 貸(東京都)

・30~80歳まで居住
・家賃:125,000円

持ち家

・30~80歳まで居住 ・ボーナス返済:なし
・物件価格:2480万円 ・金利:2.475%
・返済期間:35年 ・月々の支払い額:109,677円

ローン返済(88,327円)管理費・修繕費積立金(21,350円)

入居時
初期費用
敷金(2ヵ月分)  250,000円
礼金(2ヵ月分)  250,000円
手数料(1ヵ月分) 125,000円
頭金                0円
諸費用(物件価格の5%)  1,240,000円
合計:625,000円 合計:1,240,000円
Point 1 安い 高い
年間費用 30~
80歳
家賃毎月支払額    125,000円
更新費用     62,500円
30~
64歳
毎月返済額         88,327円
管理費・修繕積立金(毎月) 21,350円
固定資産税等(年1回) 100,000円
年間支払額: 1,416,124円
65~
80歳
管理費・修繕積立金(毎月) 21,350円
固定資産税等(年1回)  100,000円
年間支払額: 1,532,500円 年間支払額: 356,200円
Point 2 高い 安い
30~80歳の総支払額 入居時初期費用    125,000円
家賃・更新費    76,625,000円
入居時初期費用     1,240,000円
ローン返済額     37,097,243円
管理費・修繕積立金  12,810,000円
固定資産税など(年1回) 5,000,000円
総支払金額:77,250,000円 総支払金額:56,147,243円
Point 3 高い 安い

Point 1 入居時初期費用

初期費用は、持ち家の方が負担が大きくなります。頭金0円でもOKの物件も増えてきていますが、諸費用として物件価格の3~8%が必要になります。
賃貸の場合の初期費用は、礼金と敷金が抑えられた物件も増えてきていますので、負担は少なくて済みます。

Point 2 年間費用

賃貸は、家賃と更新費(2年に1度家賃の1ヵ月分が必要となる場合が多い)を負担します。
持ち家は、ローン返済の他に、管理費・修繕積立金(物件によって金額は変動)、固定資産税などの税金(自治体によって金額は変動)がかかります。ローンの返済が終了すれば、管理費・修繕積立金と税金のみの支払いになりますので、負担は軽くなります。

Point 3 総支払金額

80歳までの総支払金額を比較しますと、持ち家の方が賃貸よりも2,000万円以上安い計算になります。
持ち家は、初期費用はかかりますが、ローンと管理費などの諸費用を含めても、賃貸の年間支払額よりも10万円以上少ない金額で済みます。また、ローン完済後の収入が少なくなる年齢になってからは諸費用と税金のみで住み続けられるのも、大きな金額差となって表れています。早めにローンを繰り上げ返済すれば、利息負担が少なくなり、さらに総支払金額を圧縮することができます。ただし、長く住み続けるためには、リフォームなどの費用が必要になる場合もあります。
賃貸は、初期費用はかかりませんが、生涯家賃を払い続けなければならないため、大きな負担となります。定年後に収入が減ると、借りられる賃貸物件が少なくなる傾向もあります。また、引越しなどをする場合は、新たに引越し費用や礼金・敷金が必要になります。

ライフスタイルなどでの比較
 

賃 貸

持ち家

社会的信用

・得にくい場合がある

→他の資産形成が必要

・比較的得やすい

→家が担保とみなされる

心理的影響

・身軽さ

→家や地域に縛られない

・不安

→老後に住む家が確定していない

・満足感

→希望する家を購入できた

・覚悟

→地域や家族と向き合わなければならない

・安心感

→老後に住む家が確定している

ライフスタイル ・変化に柔軟に対応できる ・今後のライフスタイルをある程度決めなければならない